オールドノリタケ専門店

名称　　有田焼　久富　色絵花文飾壺
裏印　　蔵春亭西畝造
状態　　カケ（蓋2点、高台1点）　＊写真最後3枚参照
寸法　　H：37cm　L：20cm　W：20cm
素材　　陶磁器
原産　　日本
仕入　　イギリス
桐箱　　有
付属　　作品証明書
数量　　現品のみ
価格　　お問合せ　【 u6633 】

久富与平昌起（1832年-1871年）は長男・昌保とともに1828年の「文政の大火」からの再建の功により1841年頃に佐賀藩より輸出貿易を認められました。10代藩主・鍋島直正から「蔵春亭」の屋号をもらい、事業を拡大していきます。昌起は、長男の養子となり宗家を継いだ。蔵春亭長崎支店の経営に当たり、上海や北海道にまで商圏を広げた。イギリス商人のグラバーと共同で長崎・高島炭鉱でで石炭の採掘も手掛けると、洋式帆船・大木丸を借り、石炭や焼き物を上海に運んで販売したとされています。1870年に千島沖で遭難し、翌年釧路で死去。後に昌起の死を聞いた大隈重信は「存命であれば三菱を凌ぐほどの事業になっただろう」と言われるほどの豪商でした。